風雲急を告げる為替相場の見方

風雲急を告げる為替相場の見方

為替相場の見方

テッドースプレッド(TEDspred)もよく見ますが、これは3ヵ月のロンドン銀行間市場金利の差を意味します。信用不安が広がると、信用力の高い米国債が買われて価格が上昇するので利回りが低下します。一方で信用コストが高くなるので銀行間の取引金利が上がり、結果的にTEDspreadは上昇します。

 

個人が外貨投資をする上で、気を付けるべきことは何でしょうか。

 

FX(外国為替証拠金取引)が流行しているため、何となく外貨投資を始める人も多いかもしれません。でもやみくもに投資するのではなく、投資を始める前にルールを決めてください。この条件が変わったら損切りするとか、ここまで来たら利益確定すると決めておけば、相場の動きに翻弄されません。

 

外貨投資と外貨投機は似て非なるものだからね。

 

そうです。そして、投資をする場合は長期と短期、両方の視点を持つようにしていただきたいと思います。特に相場が動かない時は、チャートをじ1つと見ていると視野が狭くなりがちです。たまにうちの若いスタッフがパソコンの画面にかじりついているので「何を見ているの?」と聞くと「5分足です」とか「時間足です」というのでビックリすることがあります。

 

チャートにかじりついていると、短期的な思考になってしまいがちなので、注意してください。

 

私たちアナリストは、1~2年先の長期見通し、半年~1年先の中期見通し、そして1ヵ月~半年程度の短期見通しの3つの角度から市場を考えます。そうすると、マーケットの方向についていくべきかどうかが分かりますよ。

最新の為替相場情報

米連邦債務の上限引き上げ問題をめぐる与野党の協議が難航し、米国が債務不履行に陥るとの懸念が背景。為替相場の欧州時間で格付け会社ムーディーズがギリシャ国債の長期信用格付けを引き下げたことが再び意識され、序盤ユーロ売りが優勢。ユーロ/ドルは一時1.4326ドルまで下落しこの日の安値を更新した。その後、資源国通貨を中心に米ドル売りが優勢となり、他の通貨へ波及した。一方、ドル/円は上値が重く、78円25銭近辺で揉み合いとなった。

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